『メドック格付1級 5大シャトーの中で唯一格上げされたシャトー』
1973年フィリップ男爵の長年の尽力により、1855年の格付評価の不当性が認められ、シャトー・ムートン・ロスチャイルドはプルミエ・クリュ・クラッセ(格付第一級)に昇格します。当時の農業大臣ジャック・シラク署名のデクレ制定により、ムートンは本来属するべきエリート集団への仲間入りを公式に果たしました。
【芸術とワインラベル】
1924年、初めてポスター画家ジャン・カルリュに依頼し制作されたワインラベル。これは若干時期尚早だったのでしょうか、1945年になってようやく、フィリップ男爵は以後ムートン・ロスチャイルドの象徴となる企画の実施を決定します。
ムートン・ロスチャイルドのワインラベルの歴史を辿り、今では数多くの時代を象徴する巨匠アーティストの作品を鑑賞することが出来ます。ミロ、シャガール、ブラック、ピカソ、タピエス、フランシス・ベーコン、ダリ、バルテュス、ジェフ・クーンズ、そしてイギリス・チャールズ皇太子殿下。
アーティストには完全なる制作の自由が与えられていますが、ブドウ、ワインを飲むよろこび、ムートン・ロスチャイルドのシンボルである牡羊などをテーマモチーフに扱った作品が多く見られます。
Château Mouton Rothschild [2011]
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2011年は古典的なボルドースタイルのヴィンテージ
ラベル情報:2011年ヴィンテージのムートンのラベルは、フランス学士院芸術アカデミー会員でもあり、1935年フランス生まれの画家で彫刻家の「ギー・ド・ルージュモン(Guy de Rougemont)」氏の作品が採用。
2011年は、これまで過去40年間のうちで、最も暑く、最も日照量が豊富で、そして最も乾燥した年でした。4月および5月から既に暑い日が続き、ブドウの植物生育サイクルはかなり早めにスタートしました。花の時期は5月15日からと記録されていますが、これは造り手の記憶の中でも最も早い開花です。果実の着色は平年に比べて2.5週ほど早めに始まっています。7月および8月に天候は大きく変化します。日照量はそれほどでもなく、かなり多湿な天候が続きました。それでも8月末の時点で、1月1日以降の総降水量平年値519ミリメートルのところ、この年は326ミリメートルに留まっています。9月初旬を迎えるとメドック地方には再び夏らしい好天が戻り、9月12日から始まった2週間にわたる収穫作業は、晴れやかな天候のもとで行いました。この好天のおかげでブドウ果実は絶好の条件のもとで完熟状態を得ることが出来ました。収穫作業は9月28日に終了しています。ムートンの収量はとりわけ低く、結果的にしっかりしたストラクチュアと深み、そして見事な瑞々しさのあるワインに仕上がっています。2011年は、ボルドーが生む古典的なスタイルのヴィンテージであり、優良な、恐らく桁外れに優良なヴィンテージのひとつに分類されるでしょう。
ジェームズ・サックリング氏:96点 / ワインエンスージアスト誌:95点
ワインスペクテーター誌:95点 / ヴィノス:93点
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Country(生産国) |
フランス
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Region(地域) |
ボルドー/ポイヤック
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Classement(格付) |
メドック 1級
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Cepage(品種) |
カベルネ・ソーヴィニヨン 90%/メルロ 7%/カベルネ・フラン 3%
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Volume(容量) |
750ml
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