『南アのカリスマ生産者の一人』
ウォーカーベイのヘルマナス地方、ヤマル・アルデ・リッジに2007年に設立された家族経営の小さなワイナリーです。ピーター・アランは同地区のブシャール・フィンレイソンを運営するフィンレイソン家の第3世代で、2代目よりこの地域にピノ・ノワール、シャルドネを植えたパイオニア生産者です。伝統を踏まえつつも新境地を見出すべく独立し、2008年よりリリース。年産3万本強で、南アフリカのトップレストランやワインショップでも限定入荷しかしない入手困難なカリスマワインです。
【素晴らしいワインは醸造所ではなく畑で造られる】
ピーター・アラン・フィンレイソン氏は、「ワイン造りはブドウの樹から生まれたものをそのまま仕込むのであり、あらかじめ設定されたレベルを目指して加工するような造り方はしない」 という確固たる哲学に基づいてワイン造りをしています。もちろん収穫は涼しい時間帯に全て手摘みで行われ、醸造においては野生酵母による自然発酵を行い、瓶詰まで可能な限り不干渉主義を貫きます。全てのキュヴェにおいてSO2の使用は最低限且つ適正量に抑えられ、無濾過、無清澄で瓶詰されます。
Crystallum
Peter Max Pinot Noir[2022]
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完売必須のコスパ抜群ワイン
キュヴェ名に用いられている2つの名前は、ファースト・ヴィンテージのためにブドウを提供してくれた2人の栽培家「ピーター」と「マックス」のものです。現在は違う生産者のブドウを用いていますが、当時の哲学、「1」+「1」=3以上というコンセプトはそのままで、マルチ・ヴィンヤードの良さを最大限に生かすべく大切に造られており、このキュヴェの第一歩へのオマージュが込められています。
セイヴォリーさを増し、クローヴや樹皮を感じさせる土壌が表現され、よりブルゴーニュワインの印象を感じさせるヴィンテージとなりました。赤い果実が豊富で、特に野イチゴやルバーブが特徴的に感じることができ、タンニンには赤いリンゴの皮のような質感がうかがえます。余韻にはつぶした桑の実や塩に漬けたサクランボなどが感じられ、その余韻はあとをひき、熟成のポテンシャルが十分にあるにもかかわらず、“危険”なほど飲みやすくしています。
【全房使用率】50%
【土壌】ヘメル・アン・アード地区の2つの畑、内陸の標高の高い2つの畑
【発酵】野生酵母による自然発酵を促し、発酵が活発な時は抽出を最小限に抑えます
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Country(生産国) |
南アフリカ
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Region(地域) |
ウォーカー・ベイ/ヘメル・アン・アード
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Cepage(品種) |
ピノ・ノワール
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Classification(格付) |
ティム・アトキン 1級
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Volume(容量) |
750ml
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