『”レジェンド”と呼ばれている職人気質の生産者』
『スワートランド・インディペンデント・プロデューサーズ』 の主要メンバーであり、仲間から”レジェンド”と呼ばれている カリー・ロウ氏によって2009年に設立されたワイナリーで、名実ともにスワートランドのワイン界において特別な存在の生産者です。手掛けるキュヴェは1種類のみという見事な潔さで、スワートランドの丘陵地にある畑で育ったシラーのみを用いて造られており、その丘の名前 「ポルセレインベルグ」 をワイナリー名とキュヴェ名に冠しています。
【唯一無二の存在と稀少性】
2010年がファースト・ヴィンテージでしたが、その洗練されていて重厚感のある唯一無二のシラーは、リリース直後から南アフリカ国内のみならず国際的に非常に高い評価を受け、瞬く間にファン垂涎のカルト的人気のワインとなりました。伝統的なアプローチを用いて野生酵母に より全房発酵させ、じっくりと樽熟成と瓶熟成を経たボトルは、永久に飲み頃を保持しそうなほどの美しい酸を湛え滋味深さを持っています。また当主のロウ氏は大変な拘り屋で、凹凸のあるエンボス加工が施された光沢のある純白のラベルは、ドイツのハイデルベルグ社製の約100年前の活版印刷機を用いて自らが一枚一枚刻印したもので、磁器をイメージしてデザインされています。
PORSELEINBERG[2020]
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ファン垂涎のカルト的人気キュヴェ
例年とは全く別のスタイルのように感じましたが「サブマージド・キャップ」(※上から網で押さえつけて果帽を浮かび上がらないように沈める方法)を行ったことでミッドパレットの肉付きがさらによくなり、ポルセレインベルグの代名詞であるきめ細かいビロードのようなタンニンにさらに厚みが加わりました。2020年はピュアな赤と黒のベリー系の果実味が前面に押し出されたヴィンテージになりました。大きめの果実の影響により、タンニンは柔らかめですが、特徴的なグリップ感はそのままセイヴォリーさとスパイス感とともに長い余韻に残ります。これまでのヴィンテージに比べ、早めに飲み頃を迎えるでしょう。
2020年の間降雨量は355mmと平年よりやや少なめでしたが、10月12月と若干1月に降った雨が今ヴィンテージを支えてくれました。開花時期と結実期には土壌に十分な水分があったため、房と果実はやや大きめに実りました。2020年の収穫は今までになく早く始まり、短期間で終わりました。1月の雨の後、暑く強い日差しの日々により樹々は強く健康に保たれ、ヴェレゾン、果実の完熟が早まり、収穫開始日は2月5日で19日には完了しました。
【土壌】】片岩質 【全房使用率】100%
【発酵】コンクリートタンクにて足踏みにより自然醗酵を促し、ポンピングオーバーを最小限にする代わりに、上から網で抑えて果帽を浮かび上がらせないことで抽出を促す「サブマージド・キャップ」を使用。発酵期間10日間。 発酵期間10日間。
【熟成】12ヶ月間 《90%》フードル(2500L)《10%》卵型のコンクリートタンク
ティムアトキン氏:98点 Wines of the Year(Syrah)獲得
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Country(生産国) |
南アフリカ
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Region(地域) |
スワートランド
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Cepage(品種) |
シラー
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Classification(格付) |
ティム・アトキン 1級
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Volume(容量) |
750ml
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