『良いワインは良いブドウから…』
タケダワイナリーは、蔵王連峰のふもと、山形県かみのやま温泉郷よりほど遠くない南向きの高台に位置しております。1920年(大正9年)果実酒醸造免許を取得し、当時としては画期的なワインを造り始めます。そのワイン工場はタケダワイナリーの前身となる「武田食品工場」という名前でした。上山市で代々、ブドウ栽培を行っていたこともあり、ワイン造りを開始します。以来「良いワインは良いブドウから」をモットーに土造りからはじめたブドウ栽培、ワイン醸造を続けております。
【月の運行とブドウ栽培】
四国の実践・篤農業家、福岡正信氏が提唱する自然農法。これを手本として、自然の環境を自分たちの畑で再現し、自然サイクルを確立するという考え方のもと、過剰な施肥を排除し、自然のサイクルを最大限に活かした減農薬・無化学肥料によるブドウ栽培を行っています。
「いかにブドウの声を聞き、そのブドウの良さを一番に引き出して、土地や品種の醍醐味を表現できるか。」腐敗果がなくpH値も低い健全なブドウであること、仕込み時の徹底した選果やワイナリー内の衛生管理。より自然な造りを心掛け、ワインメーカーが随時自身の目で確認し管理を行います。ブドウのポテンシャルを引き出すべく、五感すべてを使った造りになっています。この自然派の傾向は、タケダワイナリーのワイン造りすべてに反映されています。
Takeda Winery
Cuvee Yoshiko[2012]
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『シャンパーニュ製法で造られる10年熟成の限定品』
タケダワイナリーでは1989年にシャンパーニュと同じ、瓶内二次発酵による本格的な発泡ワイン醸造に成功しました。自社畑の厳選したシャルドネ種100%使用。シュール・リー3年、澱引き後のリキュール添加は行わないノン・ドゼです。ヨシコはワイナリー発展に尽くした武田良子(四代目当主・武田重信の妻)の名前です。
ブドウの収穫は通常、糖度を指針に収穫を行いますが、キュベ・ヨシコになるブドウは、酸度を重視して早めに収穫します。収穫後、ただちに除梗・破砕、搾汁を行います。一晩静置後、デブルバージュし、アルコール発酵を行います。 出来上がったワインをフランス・シャンパーニュ地方の伝統製法(Methode Traditionnelle)で発泡ワインに仕上げます。伝統製法とは、出来上がった白ワインに砂糖と酵母を加え、瓶に詰め密閉し10度に保った部屋で、瓶内二次発酵を行い、発泡ワインに仕上げることです。
その後、酵母(澱)を瓶の口に集め急速冷凍し、瓶内圧力で押し出し除去します(これをデゴルジュマンといいます)。その際ドザージュは行わず、補充液は同じキュベ・ヨシコを使い、エクストラ・ブリュットに仕上げます。そして、コルクを打ちワイヤーをかけ、さらに三年以上寝かせてから製品にするものです。スタイルとしては、ブラン・ド・ブラン、エキストラ・ブリュット、ノン・ドサージュです。グラスに注いだ時、細やかな泡立ちは、二次発酵で酵母が生んだ炭酸ガスがワイン中に溶け込んだものです。この気品ある泡立ちが、ますますワインを香りたかく、すっきりとさせているのです。
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Country(生産国) |
日本
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Region(地域) |
山形県
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Cepage(品種) |
シャルドネ(自社農園収穫)
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Volume(容量) |
750ml
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