『メドック格付1級 5大シャトーの中で唯一格上げされたシャトー』
1973年フィリップ男爵の長年の尽力により、1855年の格付評価の不当性が認められ、シャトー・ムートン・ロスチャイルドはプルミエ・クリュ・クラッセ(格付第一級)に昇格します。当時の農業大臣ジャック・シラク署名のデクレ制定により、ムートンは本来属するべきエリート集団への仲間入りを公式に果たしました。
【芸術とワインラベル】
1924年、初めてポスター画家ジャン・カルリュに依頼し制作されたワインラベル。これは若干時期尚早だったのでしょうか、1945年になってようやく、フィリップ男爵は以後ムートン・ロスチャイルドの象徴となる企画の実施を決定します。
ムートン・ロスチャイルドのワインラベルの歴史を辿り、今では数多くの時代を象徴する巨匠アーティストの作品を鑑賞することが出来ます。ミロ、シャガール、ブラック、ピカソ、タピエス、フランシス・ベーコン、ダリ、バルテュス、ジェフ・クーンズ、そしてイギリス・チャールズ皇太子殿下。
アーティストには完全なる制作の自由が与えられていますが、ブドウ、ワインを飲むよろこび、ムートン・ロスチャイルドのシンボルである牡羊などをテーマモチーフに扱った作品が多く見られます。
Château Mouton Rothschild [2012]
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2012年は約3年の工事期間を経て、新しく整備された醸造庫に初めてのブドウ果実を入れた記念すべき年
ラベル情報:2012年ヴィンテージのムートンのラベルは、まだ存命だったフィリピーヌ・ロートシルト夫人がご自身で選んだデザイン。作者のミケル・バルセロは、1957年スペイン・カタルーニャ地方生まれの画家・彫刻家。2012年ムートンのために制作されたフレスコ画は、シャトー伝統のエンブレムを現代風に蘇らせた作品です。
2012年は特にコントラストの激しい1年でした。冬の寒さは厳しく、極めて乾燥した天候が続きました。特に2月の平均気温は、過去50年の中でも最も低い数値を記録しています。4月は涼しく雨量も豊富で、続く5月および6月は中間的な天候が印象的でした。シャトー・ムートン・ロスチャイルドにおいて、カベルネ・ソーヴィニヨンの開花と着色は、1962年以降のヴィンテージ平均データどおりの日程で観測されています。7月20日から9月20日の期間、異例の旱魃に見舞われ、ブドウ果実中の糖分およびタンニンの凝縮が予測されました。8月は、過去50年の中でも5番目に乾燥が激しかった8月でした。9月末の時点で、総降水量は1962年以降の平均値と比較して26%の不足となりました。シャトー・ムートン・ロスチャイルドにおいて、収穫は10月1日にスタートし、10月15日に終了しています。2012年は約3年の工事期間を経て、新しく整備された醸造庫に初めてのブドウ果実を入れた記念すべき年です。風味および色味豊かで、ストラクチュアと肉づきに優れ、極めて上質な仕上がりが期待されます。
ジェームス・サックリング氏:97点 / ワインエンスージアスト誌:97点
ワインアドヴォケイト誌(ニール・マーティン氏):96点 / デキャンター誌:95点
ワインスペクテーター誌:94点 / ヴィノス:94点
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Country(生産国) |
フランス
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Region(地域) |
ボルドー/ポイヤック
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Classement(格付) |
メドック 1級
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Cepage(品種) |
カベルネ・ソーヴィニヨン 90%/メルロ 8%/カベルネ・フラン 2%
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Volume(容量) |
750ml
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