『Tim Atkin MW "SA Special Report 2022年版で最上級の1級に昇格し更なる注目を集める生産者』
当主ルーカス・ファン・ロッゲレンベルグ氏は、南アフリカのエルセンバーグ大学にて農学を学び、タルバッハ地区の「ライクス」にてワイン生産者としての第一歩を踏み出しました。その後アメリカ合衆国の東部へ渡り、ニューヨーク北西部のAVA「フィンガー・レイクス」で2シーズンを過ごし帰国しました。帰国後はパール地区の「ドラック・マイ・ニエット・ワイン・エステート」でワインメーカーを務め、その後2016年にステレンボッシュの地で独立し、自 身初となるキュヴェをリリースしました。彼の天性の醸造センスが花開くのにそう時間はかからず、ルーカスは2018年に早くも Tim Atkin MW "SA Special Report 2018" において "Young Wine Makers of the Year"に選出され、毎年2級に格付けされていましたが、ついに今年2022年版で最上級の1級に昇格し、国内外で大きな注目を集めています。2019年にセラーを移転し、現在はパールの地に本拠を構えています。
素晴らしいポテンシャルを持った畑を見極める才能を持ち合わせていると高く評価を受けており、彼自身、「自分はワインメーカーというよりはファーマーだ」と言うほどに、ワインの品質は第一に畑に由来するという信念を持ち、契約農家のもとへ頻繁に足を運び、栽培から収穫まで丹念に取り組んでいます。ワインを造る過程においても酵母や添加物などは一切加えず、ブドウそのものの魅力を最大限に引き出す造りをしています。
Van Loggerenberg
Breton Cabernet Franc[2018]
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エレガントで複雑な風味が魅力のロワール・スタイルに仕上げられた1本
ルーカスが独立を決心したのはフランスのロワール渓谷のブルトン(カベルネ・フラン)に魅了されたことがきっかけで、このキュヴェはエレガントで複雑な風味が魅力のロワール・スタイルに仕上げられています。ラベルに描かれた左向きの女性はそのエレガンスを象徴しており、シルエットの中には「ブルーガム・グローヴ」の畑の風景が描かれています。馬はペルシュロンと呼ばれる種で雄々しい印象がありますが、立ち姿がとてもエレガントでこのキュヴェのイメージと重なり、羊はルーカスが通っていた大学で初めてクローン化されたドニー・メリノという羊です。
アロマにはラズべりーやブラックベリーなどの果実、スミレ、セージ、ローズマリー、タイムなどのハーブの香りが豊かに感じられ、口に含むと少々エッジの効いた酸が爽やかに広がり、ピュアな果実味が軽やかでフレッシュな口当たりです。きめの細かいタンニンが上品で、ラム肉、ギリシャ料理などと好相性です。20年の熟成も可能でしょう。
【発酵】区画ごとに3つに分け、オーク古樽にて澱と共に2週間1日に1回パンチングダウンを行いながら自然発酵
【熟成】使用樽にて10カ月寝かせ、3つのワインをブレンドしてすぐに瓶詰
【全房使用率】50%
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Country(生産国) |
南アフリカ
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Region(地域) |
ステレンボッシュ
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Cepage(品種) |
カベルネ・フラン
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Volume(容量) |
750ml
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